合同会社って意外とカンタンにつくれるんだね!今からさっそくやってみる!
会社の代表ってことは「社長」!? わたしも憧れの社長になれる~!!
こんな人のための記事です。
でも、ちょっと待ってください。
はいはい、みんな一回落ち着こうね。
たしかに最速で失敗することが成功への近道です。
しかし、それでもなるべく失敗は避けて通りたいですよね。
この記事を読むことで、合同会社をつくる時やってしまいがちなことがわかります。
僕、たんからが実際にやらかしたこと、やらかし未遂したことばかりですから、ぜひ反面教師にしてくださいね!
しくじり先生はじまり~
気をつけて!合同会社をつくる時やってしまいがちなコト5選
【やらかし①】家族に内緒で合同会社をつくってしまう
副業で稼いで、こっそり合同会社つくって家族を驚かせようかなあ…?
ちょっと待ってください!
奥さま、旦那さま、お子さまがいらっしゃるご家庭は、家族に内緒で合同会社をつくるのはNGです。
なぜかというと、万が一、代表者が亡くなると相続が発生するからです。
売上規模が大きくなり、その合同会社の資産価値が大きくなると、相続税が高額になるリスクがあります。
それ以前に、やっぱり家族には話して事業を応援してもらったほうがいいよ!
【やらかし②】初見で読みづらい会社名(商号)にしてしまう
これはついついやってしまいがちです。
たとえばこんな会社名です。
- GNTL合同会社・・・ジェントル合同会社
- 小鳥遊合同会社・・・たかなし合同会社
- 合同会社ラルコンスィエル
「ジェントル合同会社」、カッコイイですね。
でも、だからと言って、わざわざ「GNTL」と表記しなくてもいいんじゃないでしょうか?
かっこつけ過ぎはよくありません。
「小鳥遊」…?
絶対に「たかなし」とは読めません。
「小鳥が遊ぶ=天敵(鷹)がいない=タカナシ」からきているそうです。
これはクイズ王レベルね。
「ラルコンスィエル」…?
声に出して読むと、あの有名なロックバンドみたいな名前に聞こえませんか?
もしかして、L’Arc~en~Ciel !?
きっと代表者はラルクの大ファンなんでしょうね。
ちなみに、「L’Arc~en~Ciel」とは、フランス語で「虹」という意味だそうです。
この「ラルコンスィエル」は、よりフランス語に近い発音をカタカナ表記したんですね。
L’Arc~en~Cielは書きづらいし、ラルコンスィエルは読みづらいね。
【やらかし③】事業目的をしぼってしまう
合同会社のつくり方5ステップで、僕が最初につくった合同会社の事業目的は15個あったと書きました。
それぞれに関連のない事業目的がいくつもあると、取引先や金融機関から不審がられます。
逆に、事業目的がひとつしか書いていなかったらどうでしょうか?
ワシはこの事業一本に賭けとるんや~!
その「いさぎよさ」には敬服しますが、実際には考えものです。
事業は生きものですから、成長していくにつれ、派生する商品はいくつも生まれてきます。
むしろ横展開しない事業は成長していないと言ってもいいでしょう。
合同会社の事業目的の変更登記には、登録免許税が3万円かかります。
ムダなコストと手間をかけないようにしましょう。
目的の最後の項に「前各号に附帯関連する一切の業務」というのは必ず入れておこうね!
【やらかし④】高価な印鑑をつくってしまう
これも合同会社のつくり方5ステップで書きましたが、
高価な印鑑はまったく必要ありません!
占いとか風水とかに人生の羅針盤として生きている人ならともかく、
僕みたいな非ロマンチストな人は、印鑑にお金をかけるのはやめましょう。
印鑑の材質は「柘」でいいよ。
【やらかし⑤】メガバンクの口座をつくってしまう
合同会社をつくったら、まず金融機関に法人口座をつくりに行きますよね。
ただ、金融機関だからといってどこでもいいわけではありません。
まさか、いきなり仮想通貨取引所の口座をつくる人はいないと思いますが、
一般的に金融機関といえば、
- 都市銀行(メガバンク)
- ゆうちょ銀行
- 地方銀行
- 信用金庫
- 信用組合
こんなところでしょうか。
さて、それでは法人がいちばん初めに口座をつくるべき金融機関はどこでしょうか?
答えは、信用金庫です。
え~地元の信用金庫なんてショボいし、名前の通ったメガバンクのほうがいいな。
取引先の開拓とか、融資の相談とかは、断然、信金のほうがメリットあるよ!
なぜかというと、
- 銀行・・・営利を追求した株式会社で主に大企業が取引先。
- 信用金庫・・・地域の発展を目的とした非営利組織で取引先は会員。
という違いがあるからです。
合同会社を設立したら、「みずほ銀行」とか「三井住友銀行」とか、日本人なら誰でも知ってるメガバンクに口座を持ちたくなるのはわかります。
僕もそうでした^^
でも、信用金庫はメガバンクと違い、創業したばかりの経営者に優しいです。
できたばかりの実績のない合同会社にも、地域の繁栄のためになるならしっかり融資の検討をしてくれます。
その点でメガバンクは、すでに信用実績のある企業を優先するため、スタートアップにはシブい対応と言わざるを得ません。
信用金庫 → 地方銀行 → 都市銀行
合同会社が成長する過程で、取引相手にする金融機関も、徐々に大きくすることをオススメします。
ちなみに法人口座はひとつにしぼらないで複数に分散しようね!
まとめ:わからないことは経験者に聞こう!
合同会社にかぎらず、会社の設立なんて誰もが経験することではありません。
でも、わからないことは経験者に聞けばいいんです。
そして、知識をインプットしたら行動してください。アクションを起こしましょう!
前向きな失敗なら全然大丈夫です。
今回は合同会社設立時の「軽めのやらかし」でしたが、次回は「重めのやらかし」についても書いてみたいと思います。
僕もこれまで、合同会社の設立から運営から売却まで、いろんな失敗をしてきました。
しかし、失敗から学ぶことはたくさんあります。
ぜひ参考にしていってください!
ではでは。
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